2012年03月10日
見つけて貰えるということ。
先日、とある人に
「何故あなたは見つけて貰えるんですか?」
と聞かれた。
その言葉を聞いた時、ひねくれ者の私は
(なんの努力もなしに、幸運ですね。)
と言われている気がして答えるのに時間がかかった。
ここで言われる
「見つけて貰う」
の意味は、思いがけず仕事のチャンスをくれる方や
いわゆる社会的にステイタスの高い(と言われる)人との出会いを指しているらしい。
しばし考える。
その質問に明確に答えられないが、こんな私にもハッキリわかるのは
それらのお声かけが、棚からぼたもち的ではないということ。
具体的に書けば、私は独身時代から給料の半分は自己研鑽費につぎ込んだし、
学べる人と出会った時にはその人と話をし、その人が企画したり推薦したりする勉強会や
集まりには積極的に顔を出した。
そして、その出会いの中で役割を与えられた時なんか、がむしゃらに取り組んだ。
それこそ金銭など介在しなくても、頼まれごとは全てやった。
その時は、そうすることが楽しくてしょうがなかったのだ。
そういう生活、そういうお金の使い方を続けた時期が何年もあった。
反面、至らなさから失敗をして人にご迷惑をかけることもあり、
そういう時は、自分なりに反省してひたすらボランティアに打ち込んだりもした。
そうでもしなきゃ、生きていることさえ許されないような危機感に襲われることもあったからだ。
いかんせん私は極端なオンナだ。
多分なんだけど、それらの蓄積が今に繋がっているような気がする・・・
・・・するんだけど、やっぱり答えは出ない。
迷ったら動き、答えを持っていそうな人に会いにいく。
なんだか心惹かれる新しい出会いの渦に飛び込んでみる。
それでもダメな時は、先人の知恵をお借りするために
ひたすら本を読んだり内観したりする。
多分、ずーっとこれの繰り返しをしている。
そして
いまこの瞬間も「見つけてくれた」人達に感謝し続けている。
いつか彼等のお役に立てる人に成りたいと思いながら生きているし、
そう考えながらも盛大に失敗したり、些細な事で何度も自信喪失にも陥りながら
よたよたと、ゆっくりなペースで前進し続けている。
いつか、見つけてくれた人に
「あなたと出会えてラッキーだったよ」
と言われるように。
そして、いつの日か自分が「見つける」側になれたら、それは凄く素敵な人生だと感じている。
Posted by umiunagi at 08:47│Comments(0)
│日々