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2012年01月09日

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2012年が明けて9日が経った。


年末年始、何度かこのBlogに昨年に起こった出来事だとか、

今年の抱負を書こうと思ったのだけど、何故か筆が進まない。



多分、それらのことは毎日の中で反芻しながら過ごし、日々に活かすことで昇華してきたので

私にはあまり意味のない事だったのだと思う。



そして今日、旦那の誕生日という事もあり日記を書きたいと思い立った。



旦那とは職場で知り合った、いわゆる職場結婚だ。


出会った時、俗にいうピンと来た!運命の出会いだと天から雷鳴が轟いた!など、


ドラマティックなことは何もない。


ただ職場の先輩として出会った。



にも関わらず今でも初めて会った彼の表情のディテールまで思い起こせるから不思議だ。



そんな彼は、私と同時期に配属された女性と仲が良かった。


彼は女性に奥手なタイプだったので、どちらかというとその女性が


彼をお兄さんのように慕い、彼もそれを少なからず楽しげに受け入れているといった様子だった。


私はそれを微笑ましく見ていたのだけど、時折寡黙な彼が見せる彼女への笑顔を見ると
少しだけ寂しく感じたような記憶がある。


そこからお節介な上司が2人をくっつけようと躍起になり、私や他の同僚も彼等の幸せを願って
様々な策略を勝手に企てようとしたのだが、問題は彼女には長年付き合っている彼氏がいる事だった。



そこである日、お節介な上司に頼まれた私は、当時の旦那に



「彼女と仲良しだけど、好きなんですか?」



とふざけた感じで聞いてみた。



すると旦那は真顔で


「僕が君を好きだと言ったらどうするの?」


そんな事を言ってきたのだ。



予想外の答えに私はあたふたしながら、そんな彼の言葉を一笑に付してしまった。



それから、その言葉はわたしの心に残った。



そしてついにひょんな事から、私達は付き合うことになる。



実は当時の彼から、愛の告白とは別に



「君を救いたい」


という類のことを言われたことがあった。



この台詞だけ書くと、彼がものすごく思い込みの強い勘違い野郎だと思われるので補足すると、
当時の私には大きな悩みがあり、日々そのことと葛藤していた。


傍目には気付かれないように隠していた私の心情を彼は察した。


この人は、どうも、いつも他人の心の深い所を


無遠慮に気付いてしまう性質で、私の中にある傷も見抜く力が備わっていた。



私はそんな彼の人間性に強く惹かれた。



私だけではなく、彼は万事において自分と関わる誰かに親愛の情を惜しまない。


そんな彼を見ていると、この人の側にいれば人生を大きく間違うことはない気がしたのだ。




あれから、もう5年。


いろんなことがあったけど結婚3年目を迎えての旦那の誕生日。




現実の結婚生活はといえば



価値観も違い生き方も真逆な私達は、どちらかというと衝突が多い。



でもお互い相手の違う価値観に触れて衝突し、そこから成長していくのが私達夫婦なのだと


お互いに認識し合っている。(←ちゃんと旦那に確認した。;)



多分、お互いにとって必要な人間だからこそ一緒に居る。



いつか同じ夢が追えることを祈りつつ、彼が生まれてくれた事に感謝しながら


今日一日を祝いたいと思う。



あなた、誕生日おめでとう。



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そろそろ、起きようね。




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Posted by umiunagi at 11:37│Comments(0)日々
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