2012年01月12日
寒さと記憶

今朝も北風の冷たい日。
沖縄には数ヶ月しかない冬を楽しみたい気持ちはあるのだけど、
私は昔から寒さにめっぽう弱く、ほっぺの乾燥にはじまりフトンマキその他
イタイ思いをするので、どちらかというと苦手な季節だ。
イタイのは嫌いなので家事や重要な用事以外には、なるべく動かず部屋でジッとしている。
このジッとしている行為は、意外にもとカロリーを消費するようで
なんとこの数日で2キロ落ちた。
そもそも私は大きい女なので少しくらいの減量では、理想の体型にほど遠いのだけど、
この何も動かずして2キロ減は、なかなかの成果だ。
それにしても、ジッとしていると色んな事を思い起こしてしまう。
もともと記憶力は良い方で、幼少期からの様々なエピソードを憶えているから困る。
先日とあるテレビ番組で
「記憶力のいい人は執念深い」と判定されギョッとしたのだけど、
なるほど確かに執念深い部分もある。
執念とは、深く思い込んで、あきらめたり忘れたりしない心。
を指すらしい。
私は元来のんびり屋で、普段は標的を失ったネコのようにダラリとしているのだけど、
人に馬鹿にされると途端に魂の炎が生き生きと光りだし、どうにも止まらなくなることがある。
その所為か、人生で何度か痛烈な言葉を浴びせる人物に出会って来た。
でもそういう人達に出会った後、仕事で自分が思っている以上の成果を出したり、
ある時は思いがけない人に見つけ貰い、思いも寄らない世界へ導かれることも経験したので
人生に置いては、むしろプラスだったと感じている。
闘志に燃えたあの日々は小さな私の生きる証だったなぁと懐かしく思ったりもする。
でも今は独りで淡々とモノゴトに向き合ったり、ささやかな幸せに感謝したり、
それを深く味わったりする行為の方が大切だと感じるようになってきた。
時々、記憶の中から自分を奮起させる言葉を取り出して、使いもしない爪を研ごうとするのは一種の防衛本能かも知れない。
Posted by umiunagi at 10:51│Comments(0)
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