『美しい空手』

umiunagi

2012年05月21日 06:00






年明けに知人(そろそろ友人と呼んでもいいかしら)から、声かけして頂いた


沖縄伝統空手に関するプロジェクトの一環・WEB版『美しい空手』が完成しました。


私はこのサイト中の”10人のちゃんぷるー記者団による25人の空手家インタビュー『空手の王国(電子ブック)』”

にて記者団の一人として参加しています。



記者団をはじめ制作の方々が沖縄若手クリエイター、地元有名ライターさんという錚々たるメンバーで



なんとも恐悦至極でしたが、自分なりの精一杯で沖縄伝統空手に向き合いながら執筆したインタビュー記事です。



今年は年始から「空手」をはじめとする沖縄伝統文化に縁があり、図らずも向き合い続けている現状ですが、



私の本意からすると、つい最近まで自分の生まれた沖縄が好きではありませんでした。



理由を挙げればきりがないのですが、例えば


アメリカと本土の狭間、本土と沖縄の狭間、おぼつかない自分のアイデンティティー、


密度の濃すぎる人間関係など全てが鬱陶しく、20代前半には何度も沖縄を脱出することを試みましたが失敗に終わりました。


今もふるさとは遠きにありて思うもの(室生犀星)の詩に共感しつつ、様々な問題を抱えるこの小さな島を「旅」という形で脱出することでバランスをとっている気がします。


なので今回の仕事を通して、自分のルーツに深く感謝することが出来たり、生まれ島の文化に誇りが持てるように

なったのは私自身にとって凄く有意義なことでした。



このプロジェクトに声かけして下さったF氏をはじめ、関係者の方々には深く感謝しています。



沖縄の伝統を見直し再発信する大切さを痛感した今回のプロジェクト、



WEB版『美しい空手』が多くの方達に見て頂けることを願ってやみません。


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